ここ1週間で、2人の若手から相談があった。

「今の仕事のままで自分は成長できるのだろうか?」
「もっと追い込まれた状況に身をおくことにより、より成長
できるのではないだろうか?」

今の部署は、人数も多いこともあり、ある程度"守られた"感じを
受けるのだろう。

部署を異動することにより、より成長の速度を早めたいようだ。

確かに私も若いころ、東京での役割分担が明確化しすぎることに
嫌気をさし、支社への異動を希望した。
実際、支社へ異動になり、支社での仕事が自分に大きな成長を
もたらした。
居場所を変えて、経験を積むことも確かに大事。

しかしである。

今の部署でできることは山ほどあると思う。
実際、そこまでやりきっているとも思えない。
一種の「逃げ」の姿勢も見て取れる。

目標をきっちり決め、それに対しまずは突き進むことを薦めた。
その中で、自分自身のコアコンピタンスを決め、このコンピタンスに
よりマッチする部署があるのであれば、そのときに考えればいいと
思う。

今できることと、今じゃできないこと。

昔の自分を思い出させる1週間だった。